★働くための練習をしよう「自活館」

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不登校や引きこもりの一人暮らしは有効か

IMG_0841Q 子供が、引きこもっていて、一人暮らしをしたがります。父親との関係も悪く、いっそのこと、一人暮らしをさせた方が良いのでしょうか?

A さて、お子さんは、自分の身の回りのことは自分でできますか?

不登校や引きこもりの子供たちをみてきて、まず、自分のことが自分でできません。
また、調子のいい時は何でもするのだけれど、一旦、機嫌が悪くなりねじを曲げるともう何にもしないということが始まります。またそこから復活するのに、普通に考えると10分ほどで機嫌が直ることも、1日いや、1週間、もっと1年といったほどのとてつもなく長い時間がかかります。
さらに、今までしていなかった、食事や洗濯などの家事を加えてできるかどうか、よく考えてみて下さい。
10代から20代前半の相談の場合、一人暮らしを始める前としばらくはとても落ち着いたけれど、その後、前より大変になったということが多いので、もちろん状況によって違いますから一概には言えませんが、あまりおすすめはできませんね。

また、一人暮らしで怖いのは、孤独
家にいれば、誰かが何かでかまっています。
相手が変わると気分も変わるものです。
本人の気分が変わるようなメンバーの入れ替えは必要ですね。

一人暮らしを決めるポイントは、
自分のことが自分でできるか
孤独にならないか、逆に友達のたまり場とならないか

こういったことをよく考えてみるといいんじゃないでしょうか。

不登校と家庭内暴力

Q. 子供が暴力をふるうようになりました。どうしたらいいですか?

A. 家庭内暴力が始まる時期と理由から説明します。

家庭内暴力は、家庭の中で、本人の力が一番強くなった時に始まります。

例えば、お父さんより子供の方が、体が大きくなり、力が強くなる。
母子家庭では、お母さんの体力を息子が超えたとき。
強い相手には、向かってこないのが、家庭内暴力の特徴です。

「だから、お母さんお父さんも、負けじと体を鍛えましょう!」というのは、半分冗談ですが。一方、かなり効き目があります。
家庭内暴力が始まったら、子供の言う通りでは、エスカレートするばかりです。
それを食い止めるのは、暴力をふるう本人より、強い部隊を結成することです。
母子家庭では、叔父さんにあたる方に助けを求めるのも一つの方法です。
お父さんには、しないんだけど、お父さんがいない間、お母さんだけの時間に、暴力を振るってくるという場合でも、お父さんが、何が何でもお母さんを守るという意気込みと行動を示すと、止まる事もあります。

また、家庭内暴力は、家の中で一番弱い者に、あたり散らすことが多く、おばあちゃんとか、妹、犬などもよく対象となります。
女の子でもおばあちゃんを蹴るなんて話はよくあることです。

おばあちゃんを蹴るから、お父さんが叱ったら、けんかになり、柔道有段者のお父さんと対等にやりあったという実話もあります。
とってもいい子になった本人曰く、「あの時お父さんにやられて痛かったから、その後は、もうやめました。」
お父さん曰く、「いやぁ、あんなに強いとは思わなかったよ。こっちの方がやられると思ったけれど、負けちゃいられないと頑張ったんですよ。」
・・・今では笑い話です。
お年寄りって、言うことが正しくて、しかも、しつこく分からせようとするんです。でも、本人わかっているけどできなくて、逆切れして、仕舞には怒り出すということがあります。

家族のみの問題として、隠すということをしないほうが、解決には近道です。

ひどい場合は、対応してくれる機関をみつけて、相談してみるのが良いかと思います。

これらは、対処方法ですが、

何より考えなければならないのは、「なぜ、暴力をふるうか」です。
お母さんが、しつこく本人にせまり、言葉で負けてしまうから体で反撃している(かなり多いケースです)。
本人のイライラが、大きくて、そのエネルギーのはけ口として暴力をふるう。
学校で、いじめられていて、それと同じことをする。

原因はいくつか考えられますから、それらを家族でよく考え、第三者的な視点をもつ人の意見も踏まえながら、今後の対応方法を決めていくのが良いかと思います。
 

 

不登校・引きこもりQ&Aコーナー

不登校Q&A不登校や引きこもりの相談を受け続けてはや16年。
住む場所、年齢が違えども、同じような、よく似た悩みを抱えていることがよくあります。
元気学園や自活館は、預かって直すところ。
カウンセリングをして欲しいという希望が多いのですが、今は、目の前にいる子供たちを治療教育することに精いっぱいで、十分なスタッフがいないため、カウンセリングはしていません。
親から離れるというのは、すごく大きな効果があるというのは間違いないことです。
通学の子供と、寮に預かって治療教育するのでは、一つのことを達成するのに、寮の方が4倍程度速いと感じます。
しかし、親元から離れるというのは、親も子も、決断しないとできないことですね。
そこで、今悩みを抱えているお母さんたちに、カウンセリングの代わりとして、このブログにて不登校・引きこもりQ&Aコーナーを設けることにしました。
様々な悩みにこたえ、経験をいかしたアドバイスができればと思っています。

不登校から引きこもりそして

 なな024不登校から引きこもりになってしまうことは、東京都の統計からも一目瞭然ですね。
「とうとう不登校になってしまった。」
と考えがちですが、それが引きこもりの始まりだとすれば、早めに対処して、どうにか回避したいものです。

生きていくということは、どんなに孤独を好む人でも、必ず、誰かの力を借りなければ、食べていけません。
自給生活をしていたとしても、足りない物は物々交換をするか、一旦お金に換えて交換するしかないのです。
そこで、山で炭焼きをしている人も、作った物を、バイヤーに売らなければやっていけない。
買ってくれる人から情報を取り入れたり、愛想をして、引き続きお願いないといけない。

という話にしようとして、
これを「4コマ漫画にして」と頼んだら、数人がエントリーしてくれました。
なかなか上出来で、どれを選ぶか迷うところですが、
その中に、なぜか、こんな感じになっているものがあり、

なぜだ〜?

なぜ、侍だ!
なぜ、刀を差しているんだ!
なぜ、武士の世界なんだ〜!!
時代設定が間違ってる。これは、現代の話なんだよ〜オオオオ。

あまりにも良い味を出しているので、アップしちゃいます。

 

 

自活館スタート

スピードと目的が違う者同士は、それぞれの目的に邁進し、それぞれの最速のスピードで、前進した方が良いと、長い間考えていました。
ようやく、こうして、元気学園から分離して、自活館を独り立ちさせることができることは大きな喜びです。
「継続して達成しよう」を合い言葉に、成功体験を増やし、実力と自信をつけて、社会で活躍できる子どもたちが一人でも増えるように、愛情をもって指導していこうと考えています。

自立支援施設としてドライブインを経営したり、働くための職場体験訓練を長年してきて、毎日働くということの困難さ、毎日働かせるというサポートのたいへんさを経験してきました。

自活する、自分でお金を稼ぐというのは、学生とは大違い。
学生の間は、途中経過、あくまでもお客様です。
もてなす側からもてなされる側への変換は、本人ができるようになれば、実力がつけば解決できること。

自活館は、自分の力で働けるようになることをサポートしています。


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