Q. 学校を休みだして、注意しだしたらきりがないし、言わなければ、好き放題になってしまいます。
朝遅くまで寝ているのに、どうして、毎日「疲れた。」というのでしょうか?
A. 何かをさせるのと同じくらい、上手に休ませるのも難しいことです。
元気学園では、平日より、日曜日の過させ方の方がずっとスタッフの悩みどころ。
上手に休ませるには、子どもの脳と体の両方に目をむけます。
休むとなると体の疲れを思うのですが、不登校の子どもたち、家でじっとしている子どもたちの疲れは、体ではなく脳にあります。
人は、脳が疲れているのか体が疲れているのかの区別はつきにくいです。
どうですか、分かりますか?私は、分かっているつもりでも、たまに、全然分かっていないと気が付く時があります。
大人が分からないのですから、子どもは、もっと分からないでしょう。
部屋にいるだけなのに、ネットや、漫画などで、興奮していて、それが脳を休ませない。
体を動かして、体を疲れさせて、また脳を疲れさせてとバランスが取れればいいのですが、外に出ないとなると、体は疲れないので、よく眠れないから、ネットに接続する、すると、さらに興奮するとの悪循環です。
元気学園の寮生活では、この循環を断ち切ることができるのですが、そういう環境、ありますか?
家族が誘ったら、散歩に行くのであれば、それもよし。
決して外に出ないのであれば、家でストレッチをしたり、筋トレをするとよいかも。
女の子なら、お母さんと一緒にTRFやカービィーダンス、コアリズムなども良いと思います。
男の子は、腹筋や腕立てなど、たった10回でもよいのでするとよいと思います。
家にいて、できることは限られています。
大きな成果はないにしても、体の衰弱や生活習慣の乱れは少しは、抑えられます。
「しないより、したほうがまし」くらいの気楽さで取り組めば良いかもしれません。
続けられたとしたら、効果はあります。
もし、根本的に直したいのであれば、疲れやすい体を直すことは得意分野ですから、どうぞ、ご相談ください。