★働くための練習をしよう「自活館」

不登校の子どもが、黙ってしまった時の対処法

IMG_0667Q. 1年以上不登校をしています。しかし、中3のこの時期になって、高校の話を始めると、最初は、「行きたい」と言っていたのですが、具体的なことになると、黙ってしまいます。ただ、どうしたいのか、気持ちを聞きたいだけなのに、返事もしなくなるんです。関係ない話なら、のってくるのですが。
高校には行って欲しいし、でも、今のままならまた行けなくなると思うので、どうすればいいのでしょうか?

A. 高校進学しなきゃ、日本人じゃない!!ってほどの勢いで、子どもに詰め寄るのはやめましょう。
「いえ、そんな、詰め寄るなんて・・・」とみなさんおっしゃいますが、

「どうするの?、ねえ、どうするの?」「応えて」というのが既に、ものすごーーーく詰め寄っています。
子どもは、切れたり暴れたりしたとしても、お母さんのことをかなり怖がっていますよ。子どもの言葉をそのまま受け取って、真面目に対処しすぎると、逆に子どももたいへんなのですよ(お母さん、その真面目さが怖いんです)。

相手が何も言わないということは、「絶対、イヤ!!」と言っているも同然なのです。

だから、聞くのを止めましょう(だって、イヤって答えているのですから・・・(-_-;))。

中3に拘わらず、不登校の子どもたちって、イヤなことを前にすると、黙ってしまいます。
それは、言葉に発しないだけで、心では、拒否なんです。

それより、1年も行っていないとなると、勉強もしていないし、体力もスピードも同級生と同じことができるはずもない。

それを、「できる」と信じてしまうところに、大きな落とし穴があります。
目をそらさずに、現実に目をむけましょう。それが、解決方法の入り口。

落とし穴なんて、キツイ言い方と、気分を害される方もいるでしょう。
しかし、不登校問題を、先延ばし、先延ばしにしていると、親子は、今の何倍もつらい現実に遭遇することに。
次には、入学したものの高校に行けない、大学にはどうにかすべりこんだけれど、すぐに行けなくなった。引きこもる、働けない・・・・。
働けないという苦しみは、高校云々と言う、学校どころではありません。
先の人生を左右する一大事です。

この問題、心底、親子が互いに疲れ果てるほどのものなのです。

こちらの方が、親子にとって、ずっとつらい現実です。

だから、高校生の3年間の過ごし方が重要です。不登校の中学生が高校進学する時考えておくこと
どうやって、人の中に出て行って半日程度一緒に居られるようにしたり、学んでいない勉強をしたり、一日起きて居られるだけの体力をつけるということに目をむけると良いと思います。

中3生なら、まだ、充分親がサポートできると思いますよ。腰を据えて、対応すれば大丈夫。
一旦、学校と言う枠を外して、親子で、子どもが生き生きと活発に過ごせて、しかも、しっかり実力をつけられる場所を見つけましょう!

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