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不登校の原因はお母さん?お母さんと離れる効果

花Q.子供が不登校になったのは、主人や祖父母から、私のせいだと、責められているような気がして、どうにかしなければと思いますが、子供とうまく意思疎通ができません。 やはり、私が悪いのでしょうか。

A.お子さんが不登校になった、最初の原因は、子供の実力の問題が最も大きいでしょう。
これまでの事について、お母さんが背負い込んで、何でもかんでも悪くとらえてしまうのには反対です。(元気学園ホームページ:不登校お母さんへの応援歌
「我が子かわいい。」「わが子、大切。」って思ってやったことで、どの親も、わが子が不幸になるようになんて思っている人は一人もいないのですから。 しかし、「気づいて、
変わる。」ことは必要でしょう。

子育てにおいて、母親は、大きな役割を担っています。しかし、子供は一人一人ちがうもの。子供の性質にあった育て方というのは難しいですね。
きょうだいでも、放っておいてもそれなりに育つ子もいれば、何から何までやってあげないとでいない子もいます。愛情も、ちょっと構えば満足する子もいれば、ずっと構っていてもまだ足りないと、増々要求がエスカレートする子だっています。
また、他の事はそうでもないのに、あるところだけ、とても苦手なことがあって、やろうとしない、できないというタイプの子供を育てるのは、親にとっても新たな体験です。
親(お母さん自身)と性質や能力が違う子供を育てるのは、子供もたいへんだけど、親もたいへんなのです。
真面目なお母さんに、横着なわが子というのは、ナカナカ難しいですね(-_-;)。

元気学園や自活館の相談をうけて、預かって思うことに、
「お母さんが言う子供とはちょっと違うな。」ということがあります。
それは、長い間にできあがってしまった親子関係から、「そうに違いない」という思い込みのようになってしまっていると考えられます。
また、いつも言っていることですが、親が子供を知るよりずっと、子供の方が親を知っています。
だから、「こういえば自分の言うことを聞いてくれる。」だろうとか、「こうすれば、きっと、こう動いてくれる。」といった算段は、子供の方が上手。
脅し方も、主演賞です
うまくやり込められて、本当は一人でできることをさせてなかったり、子供の脅しに負けてしまったりということがおこります。

また、親子で共鳴し合って、ちょっとしたことをまるで大事件のようにしてしまうということもあります。
親子でアレルギー反応をおこしているようなもので、外にあるはずのアレルギーの原因が、実は家の中で猛威を振るっていて、何がアレルゲンなのか?

こうしたことから、親子が離れるというのは、子供だけの問題に目が向けられるという意味で、大きな長所があります。

預かってみると、末節の部分がそぎ落とされて、不登校の原因のより本質的な問題が見えてきます。
経験からすると、寮生活は通学の4倍のスピードで改善がみられます。
それくらい、お母さんと離れる効果というのは大きいのです。

「かわいい子には旅をさせよ。」や「他人の飯を食う。」といった諺もあるように、昔から親子が離れる効果は認められています。
離れると、お互いのイライラが一気に収束にむかいます。

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